法政大学国際高等学校
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14A.G.M.A.A.G.M.A.A.G.M.A.学びたいと思っていたので、早期卒業して海外の大学院へ進学することを決めました。教授に進学に関するアドバイスをいただいたのも、後押しになりましたね。また海外で研究することに強いあこがれがあったのですが、大学を考えるときはコロナの影響で海外の大学に進学しなかったため、このようなチャンスに恵まれて良かったです。そもそも法政国際高校の IB コースを選んだ理由はなんだったのでしょうか。 中学生の頃から海外の大学で勉強したいと思っていたので、大学受験に活かすことができるIBディプロマが取得可能な法政国際に興味を持ち、進学しました。授業は英語で勉強したかったので、デュアルランゲージで学ぶことができる環境も理想的でした。 法政国際のIBコースで学んで、特に良かったこと、成長につながったと思うことはありましたか。 IBコースでの学びを通して、大学での学びや生活のために必要なスキルとマインドセットを得ることが出来たと思っています。進学したグローバル教養学部では、多様なバックグラウンドを持つ学生と一緒に、ディスカッションなど全て英語で行っています。法政国際のIBコースの授業でも大学での学びと同じような形式が多く、高校での3年間を通して、お互いの意見を尊重し、建設的な議論になるように進行していく方法を習得し、大学の授業で活かすことができました。A.G.先生のEnglish Bの授業でも、様々なテーマに沿って、ディスカッションしたり、エッセイを書いたりしましたよね。「自分の考えは何なのか」という、自分と向き合う時間が多かったことと、他の生徒たちの意見を聞いて、そういう考え方があるのかという発見があったことがとても印象に残っています。「えっ、そんなこと思っているの!?」という意外性とワクワク感を味わうことができ、日々の授業に対する向き合い方が劇的に変化しました。自分では知り得ない、思いつきもしない発想に触れられることの楽しさを知ったからこそ、大学では、楽しく主体的に授業に参加したり、課題を進めたりすることができました。ロンドンの大学院で修士課程を修めたあとの進路についても何か考えていますか。 まずは就職し、現場での経験を積んでいきたいと思っています。私は将来、自分の得たものを社会に還元していきたいです。周りからは「研究者に向いているんじゃないか」「博士課程まで取得したら」と言われますが、リアルな現場を知っていくことも大切だと思っています。まだ社会人としての経験がないので、就職して実際の現場で経験を積んでいきたいです。また、学術と実際の現場の世界はかけ離れている部分もあると思います。かといって、研究者になる意A.G.M.A.A.G.IB コースで学ぶことの楽しさを知ったのですね。 M.A.IBには学び続ける人を育てるというミッションがあるのですが、M.A.さんの言葉は私にとっても励みになります。これからの5年、10年、その先の成長もとても楽しみにしています。今日はありがとうございました。A.G.思が全くないというわけではありません。自分自身を最大限に社会に還元できる場で成果を出していきたいと思いますし、さらに突き詰めて学ぶ機会を得たいと思ったら博士課程の取得等にチャレンジしてもいいのではと考えています。まずはロンドンの大学院で様々なことを経験し、より多くのことを吸収していきたいですね。 最後に、これからIBを学ぼうとしている中学生の後輩たちに、メッセージやアドバイスはありますか。法政国際で過ごした学びの時間、そこで得られたものは、私にとって本当に他に代えがたい価値があります。もしかしたら中学生の皆さんの中には、「IBコースの授業は大変でついていけるかな?」という不安を感じている人がいるかもしれません。しかし、そんな不安を感じることなく、やった以上に大きなものを得られるという期待感を持ってほしいです。大学に進学すると、IBコースで得た能力や経験が活きてくる場面が、割と早い段階で多くあると思います。私は法政国際のIBコースでの3年間があったからこそ、大学での環境を楽しむだけでなく、早期卒業や学部総代などの第三者からの評価を得ることができたり、さらなる学びを深めるために海外大学院進学への道を切り拓くことができました。まさか私が修士課程取得を目指すなんて、中学生のときには全く考えていませんでした(笑)。勉強は嫌いではなかったのですが、やらなければいけないこと、真面目に取り組まなければならない義務みたいに感じていました。しかしIBコースが、学ぶことの楽しさや意味・意義、授業に参加することの本質を教えてくれたんです。勉強とはさせられるものではないのだということに気がつきました。学問に対する既成概念が壊されて、本当は楽しいものなのだということを知ることができました。はい。IBコースで学ぶことの楽しさを知って大学に進学し、1年次の頃から日々学問と真剣に向き合うという明確な目標を掲げ、実りの多い大学生活を送ることができたと思っています。海外の大学院に進学するという自分の人生の選択肢を確実に増やすことができたのは、IBコースでの学びが非常に役立っていたと思います。徹底的に突き詰めて、学問を探究するという考え方も、IBコースで学んでいたからこそ芽生えたこと。皆さんにもこれから IBコースの学びでたくさんの気付きを得て、価値あるものに変えていってほしいですね。

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