13 法政大学 Diana Khor総長 IBコース生徒 座談会A.G.先生生徒A生徒B生徒CKhor先生生徒BKhor先生生徒D生徒Aを自分で取り組んでいますが、ひとりでやっていてもよいけなければならない。最近では他の人と議論するのが好きで、その方が考えを深めていく上でよりよい方法だと気づきました。Khor先生なるほど。もしグルーブの誰かが手伝わなかったらどうしますか? そういう場面はなかった?生徒Cと思います。中学生のときはあまりディスカッションに参加しなかったのですが、高校に入ってからは積極的に参加するようになりました。一人では思いつかないようなアイデアも出てくるので、グループディスカッションは楽しいです。Khor先生この高校の IB コースは仲間との学びやアクティブラーニングをするような環境をあなたに与えたのですね。A.G.先生では、次にあなた方の将来のことを考えてみましょう。IB で生徒AIB では「本当に正しいのか」など批判的思考が必要になってきます。私はこれからもこのような思考力を伸ばしていきたいです。今日はダイアナ・コー先生がいらっしゃっています。みなさんの経験にとても関心を持ってくださっています。緊張していると思いますが、自然体で話してくださいね。まずは本校の IB コースで学びたいと思った理由を紹介してください。答えのない問について考えたいと思ったからです。例えばフィボナッチ数列などについて考えることが私は好きなので、IB コースを選択しました。私は物事を見る視野を広げたいと考えたからです。私は小学生のときに 6 年間オーストラリアに住んでいたので、その英語力を向上させたいと思い、入学しました。なるほど、ありがとうございます。皆さんから私に質問はありますか。コー先生のご自身の専門分野の学びについて面白いと感じていらっしゃることはどんなことですか?私の専門分野は社会学で、物事の背景を考えたり、一般常識について改めて捉えなおしたりするところに面白さを感じています。社会学は A さんの言っていたように、答えのない問いのようなものに近いです。私が IB コースでいいなと思うのは、なんでも学ぶことができ、学び続けることができるところです。私自身、これからも学び続け、新しい知識を得ようと思います。新しい知識を得ること自体ではなく、学べる状態でいることが大切で、IB はそれを可能にしてくれるものだと考えています。IB ではグループワークやディスカッションを通して学んでいます。ディスカッションは口火を切る人がいなければ何も進みません。そうしたグループワークを通して自分の責任感やリーダーシップが向上したと感じています。最初は私にとって難しいことでした。いつもたくさんのこと答えはあまり得られません。いろいろな人の意見に耳を傾人数が少ないこともあって、みんなが議論に貢献しているの経験はあなた方を何に導いてくれますか? 大学やその後のキャリアに関してどんな働きかけがありますか? 法政大学総長 Diana Khor 先生DP コーディネーター A.G 先生 〜IBコースの学びと未来〜
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