法政大学国際高等学校
16/37

14生徒DKhor先生A.G.先生生徒AKhor先生生徒BKhor先生生徒 EA.G.先生生徒F生徒D私はこれまで海外の大学へ行くことは考えていませんでした。IB の授業を受けてからは、もし学んでみたいものが日本になく海外にあるのなら、海外の大学も私にとってよい選択肢だと思っています。グローバルな視点を持てるようになったと感じています。みなさんがそれぞれのビジョン、やりたいことを持っていますね。私は簡単にまとめたくはないのですが、可能性を広げること、選択肢を広げることが大きなテーマだと感じました。これはまさに私たち教育者が目指していることです。本当に素晴らしいですね。もし自身に可能性があると感じるなら、自分に限界を設けることがなくなります。自分で自分を行きたい場所へ押し上げることができます。誰かに「こうあるべき」と言われるのではなく、自分の意志で進むことは素晴らしいことです。これが IB と本校での学びについての考えです。続いて、IB の学びと評価についてみなさんに伺います。IBの評価についてどう理解していますか?IB ではたくさんの視点で物事を考えることが大切です。私たちは多角的に考える力が求められます。IB ではただ正解を出すのではなく、どれだけ多くの視点から物事を見られるかによって評価されますか?IB ではどのようにその答えにたどり着いたか、自分がどう考えたかがとても重要視されます。批判的思考はIBではとても重要です。IBの評価は、現実の世界では答えが一つに定まらないことが多いという前提に基づいていると思います。その答えにたどり着く過程が評価されるという点が面白いですね。IB では、例えば生物で、先生がいつも自分で考える方法を教えて下さるので学んだ実感があります。日常生活でも自分で観察して考えたり推測したりする力が身についてきたのは IB 教育のおかげだと思います。IB の学びを進める上で、時間管理がとても難しいと聞いています。これを乗り越える上で、みなさんにとってクラスメイトはどのくらい大切な存在ですか?とても大切です。私は数学が苦手で、しかも数学は英語で授業が行われるのでさらに難しく感じます。しかし、数学がとても得意なクラスメイトがいて、数学が得意でない人への教え方もよく知っています。私は彼に助けられてとても感謝しています。クラスメイトは私がとても落ち込んでいるときに、精神的な面でも助けてくれました。私たちは全員 IB ディプロマを取るために日々一生懸命に取り組んでいるので、ある意味ではライバルです。みんな自分のやるべきことを理解し、それをどう扱えばいいのかも把握しています。だからみんなの姿を見ることで自分を奮い立たせています。同時に彼らは私をとても助けてくれます。よいチームメイトであり、ライバルでもあります。 Khor先生クラスメイトや上級生は自分をもっとやる気にさせてくれる存在なのですね。もし、クラスメイトがあなたを支えてくれると感じているのなら、きっとあなたもクラスメイトを支えているのだと思います。生徒Aコー先生に質問です。どのようにしたら一つの物事を多様えを持つと、そこから抜け出せません。自分の考えに固執してしまいます。もっと多くの視点から物事を考えられるようになるにはどうすればよいと思いますか?Khor先生ならそれがあなたの軸になるからです。私たちには「核」や「軸」が必要です。そして重要なのは、「オープンマインドである」ということがすなわち「さまざまな視点がある」ということではありません。自分自身の意見を持つことも大切なのです。そうでなければ、前に進めません。本当に「オープンマインドである」ということは自分自身の意見を持った上で、他人の意見を評価し、見極める中で問われるものだと思います。そして、相手がよりよい視点を持っていると感じたときは素直にそれを認める謙虚さも必要です。そういう姿勢は、単に思考法を学ぶということだけでなく、自分自ます。A.G.先生Khor先生でした。それは学びを超えた「経験」でした。私はとてもインスピレーションを受け、これからの大学での仕事に対するモチベーションが高まりました。ありがとうございました。この懇談は、英語で行われ、全ての翻訳を DP1の生徒たちな視点から考えられるのでしょうか。私はいつも自分の考常に一つの意見を持っていることはとても重要です。なぜ身が人として成長していくことにもつながっていると思い最後に生徒たちにメッセージをいただけますか?みなさんが話してくださったことは、みなさん自身の「旅」懇談の全文は HP でご覧いただけます。が行いました。ここでは、一部を抜粋、編集しています。

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る