法政大学国際高等学校
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12320UNIVERSITY KOKUSAIHOSEIHIGH SCHOOL 2026協 同 し て 答 え の な い 問 い を 探 究 し な が ら 、 論 理膨大な情報があふれ、複雑化した現代社会でものごとを判断するためには、情報をそのまま受け取るのではなく、その背景や意味を注意深く考えることが大切です。「Critical thinking」では、私たちの心がもっている様々な弱さや偏りをリアルに体験したり振り返ったりしながら、私たちがまわりの世界を認識し判断していくためのスキルや知識とともに、情報や知識を注意深く検討する態度を獲得します。授業では、ディスカッションやプレゼンテーションなどを通して、生徒と教員が的・批判的思考の習慣を身につけます。本校独自の探究プログラム「The Program “Your Awareness Saves Society”=PASS」は、まず日常における自身の小さな「気づき」に向き合うことで、「自分の興味関心」が「世界(他者)」とどうつながるのかを知ります。そして「私と世界のつながり」を自覚し、その課題を探究することで、世界への確かな問題意識と学問的メソッドを築きます。「学び方」を学ぶ社会と自分をつなぐ主な学習内容文献調査や社会調査を通して学問的に探究する活動社会貢献活動や学校の自治活動など、コミュニティに実際に参加して取り組む活動社会問題や SDGs など国内外の課題解決をテーマとして取り組む活動外部コンテスト等に参加し実践的に取り組む活動アカデミックアプローチ社会参加型アプローチ課題解決型アプローチ実践型アプローチ● 「地球市民であれ」という理念を軸に、自分の興味関心と世界が抱える問題のつながりに気づきます。● 自分の興味関心をもとに、それを取り取りまく世界のどのような問題に解決の必要性を感じているかを探ります。● 発見した「世界」の問題と「自分」をつなぎ、取り組む課題を自分で設定します。● 自ら決めた目標の達成に向けて、自分に対して責任を持つことの大切さを学び実践します。● 課題解決のための活動計画を立て、実践することで、これからの自分と社会がどうあるべきか考えます。● 共通するテーマに関心を持つ生徒同士がチームを作り、  意見交換を通して、多様な見方を身につけます。● 世界で活躍するフロントランナーの講演会やワーク    ショップを実施します。● 世界とつながるためのアプローチを 4 つの中から選択し、  活動します。● 活動の成果をスライドや論文などにまとめ、「成果発表」を行います。  優秀者は学外に公開する「国際教育プログラム成果発表会」でも発表します。● Critical thinking が法政国際の学びの中心である理由とは?● 探究には、どのようなスキルや姿勢が必要だろうか● 「すべて完璧な」人生とは、どんな人生だろうか● ある信念にもとづいた行動は、どこまで正しいと言えるのか● 原因の推測、因果関係の推定、原因帰属の間違い● 人類がもっている悪いクセ:認知バイアス● じぶんは何を知っているか● 科学的方法論の基礎〜観察、推論、仮説、検証、理論● データの取得、処理、分析● 科学、文学、歴史学などに共通する思考を知ろう                   など年次の探究プログラム年次の探究プログラムCritical thinking探究プログラム「PASS」0102

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