OB/OG MESSAGE 28グローバル探究コース2023年度卒業横浜市立大学 理学部IBコース2022年度卒業法政大学 法学部2010年度卒業株式会社ローソン現在私は理学科で生物を専攻しており、大学のプログラムを利用して一年生ながら研究室に配属されています。まだ本格的な研究活動はスタートしていませんが、今後は人工臓器の研究を行う予定です。私がこの研究にたどり着けたきっかけは、法政国際の三年間にあります。私は中学生のころから漠然と人間の体の仕組みについて興味があり、法政国際にはそれを実践的に探究できる環境がありました。三年次では卒業論文を履修し、人体の研究に似ている培養肉の研究を始めました。最初は研究について右も左もわからない状態でしたが、担当教員が親身に寄り添ってくださったので、次第に研究への熱量が大きくなっていき、放課後や学校がない日も研究に励むようになりました。法政国際には、自分がやりたいと思ったことを思う存分挑戦し熱中できる環境があると思います。研究経験のある先生と一対一で、圧倒的な熱量と共に行った研究活動は、大学の研究室でも生きる非常に有意義な経験になりました。法政国際は、あなたの探求心や熱量を受け止めてくれます。自分の率直な興味に従えば、きっと自分の将来につながる充実した高校生活になるはずです。私は現在、法学部国際政治学科で学んでいます。この学科での学びは、講義を受け、議論を重ねることで、日々急速に変動する政治・経済の状況を分析し、自分の考えをまとめ、レポートやプレゼンテーションを行うことが一つの到達点です。膨大な資料を理解し、論理的に考察し、自分の考えをまとめる力が必要な学問であり、高校での学びが生かされていると感じています。私は高校時代、IB コースで学んでいました。毎週のようにディスカッションを繰り返して、考えを深めたり、プレゼンテーションしたりしていました。ディスカッションでは、コミュニケーション力やリーダーシップ力だけでなく、批判的な思考や論理的な思考力も養うことができました。プレゼンテーションでは、資料の作り方を工夫し、人前に立つ恐怖心をなくすことで、他者に自身の考えが届くことを学びました。法政国際高校での学びは、答えの出ない問いに向かい合うものでした。最終試験に向けて、クラスメイトと協力して学び合ったことも、よい思い出です。このように、法政国際高校は、私の学びの原点であり、かけがえのない仲間と出会った大切な場所です。幼い頃から漠然と海外に憧れを持っていましたが、それを探究させてくれたのが法政国際高校での 3 年間でした。K-POP に熱中し放課後教室に残って友人と韓国語を勉強したり、中国文化に興味を持ったときには他校の学生と合同で行う中国語講座を先生に紹介していただき、交換留学を目標に中国史を学んだりしました。法政国際には自分が学びたいと思ったことを友達や先生方に相談し、実践できる環境がありました。卒業後は法政大学に進学し、東洋考古学を専攻。大学院ではカンボジアに留学し、神獣ナーガについて研究しました。大学院修了後はカンボジアの日系小売企業でアパレルの買付けと輸入を担当し、現在は日本の別企業でマーチャンダイザーのサポートを行っています。私の背中を押し一歩踏み出させてくださった先生方、また別の夢を持った個性的な友人たちとの 3 年間があったことで、好奇心を追求し、行動に移すことの楽しさを知りました。それは社会人となった今でも大切にしている姿勢です。 加藤 柊弥さん中西 大悟さん高田 風花さん充実した高校生活が今の学生生活を豊かに関心のあった分野をより深められた高校時代自分が学びたいことを相談し実践できる環境
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