レポート

カンボジアで生徒17名が現地の社会起業家を支援する8日間の課題解決型学習を行いました

8月6日から13日まで、本校学校設定科目PBL(プロジェクトベースドラーニング)を履修する2・3年次生17名がカンボジア王国プノンペン市を訪れ、気候変動で熱波に襲われるカンボジアの環境意識を高めることを目的に、環境コンシャスな竹製のウォーターボトルの製造販売を行う社会起業家に対して、高校生ならではの視点から販売促進戦略や新商品についての立案と提案を行う、8日間の課題解決型学習を行いました。事前研修でビジネス思考やロジカルシンキングの基礎を学んだとは言え、街頭インタビューや政府統計からの市場規模推計、そして最後の英語でのプレゼンテーションまで、生徒たちはたくさんの現地生徒や一般の人びとと交流しながら、日本で机に向かって授業を受けているだけでは味わえない密度の濃い8日間を駆け抜けました。

 帰国後のアンケートでは、「自分が期待していた以上に人として自分の成長を感じる」「現地の人と関わったり1日中チームのメンバーと同じ課題についてよく集中して取り組み、達成感を味わえた」などの振り返りが寄せられました。最終日には「帰りたくない」「もっといたい」との声も聞かれ、カンボジアの起業家や人びとの視線や思いに深く共感した様子が伺えました。

 プロジェクトベースドラーニングは、学習者が重要性を感じられる課題について、自分で仮説を立て、グループで調査や検証を繰り返す中で解決方法を見出し、それに実際に取り組んだり周囲に伝えたりすることで、問題解決能力や実践的能力が育まれる高度なアクティブラーニングの手法です。本校独自の科目PBLはその中心要素に海外研修を置くことで、生徒の毎日の生活世界の文脈から離れて他者へ心を開くきっかけを作り、また開発途上国で奮闘中の起業家の夢に共鳴することで、ふだんの授業では難しい他者の課題解決に本気で取り組む行為主体性を育みたいと考えています。今回は高校生向け海外研修の長い経験と高い専門性を持つ認定NPO法人very50様のご協力により、最先端の学習プログラムを導入実践しています。今後の展開にご期待ください。