6つの視点
6つの視点に基づき「地球市民Ⅰ・Ⅱ」とも、約20講座が開講されます。
①自己と他者
私(私たち)とは誰なのか/彼(彼ら)は何者なのか/彼(彼ら)が私(私たち)と異なる(同じである)とはどういうことか
②空間と時間
空間と時間は世界をどのように形作ってきたのか/人間は空間と時間をどのように把握し、そして抗ってきたのか
③個人的表現と社会的表現
美や価値はどこまで共有できるのか/人は美意識や価値観をどう表現し、他者のそれをどう受け止めてきたか
④科学と自然
世界(自然)はどのように出来ているのか/科学の発展にはどのような可能性と危険性があるのか
⑤公平性と発展
有限な資源をいかにして共有することができるのか/公平な関係や社会はどのようにして創りだせるのか
⑥グローバル化と持続可能性
人間や社会はどのように繋がっているか、また繋がり得るのか/ローカルなプロセスとグローバルなプロセスはどう関連しているのか
「地球市民」講座一覧(2025年度)
2年次に「地球市民Ⅰ」から2講座(前期1講座、後期1講座)、3年次に「地球市民Ⅱ」から年間を通して1講座を履修します(必修)。
*2026年度以降は講座の一部に変更の可能性があります。
地球市民Ⅰ
▼を押すと簡単な講座紹介文が読めます。
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東西の神話、昔話、童話、伝説伝承等の「語り」の構造を分析し、人間心理の深層に潜む「元型」を探っていきます。さらには、構造主義の視点から近現代のさまざまな「語り」が持つ問題にも迫っていきます。
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世界が抱えている問題とその問題が起こってしまう構造について、受講者それぞれが関心のある問題と向き合い本質的解決について考察します。共通テーマとしては「エシカルファッション」を学んでおり、オーガニックコットンの栽培にも取り組んでいます。
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「ヒト」の存在は20万年とされていますが、「人類」の存在は400万年以上前に遡るとされています。「ヒト」はどんな「人類」なのか、「ヒト」は20万年の歴史の中でどのように、『現代に生きる「人」』はなったのでしょうか?その視点の中で、12種ほどの「人類」を比較しながら考察します。
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わたしたちの日常生活の中で身近にある「音楽」が実社会とどのようにつながっているか多角的な視点で「音楽」を捉え学ぶ講座です。その中で、特に副題としている「音楽アウトリーチ」の概念を学ぶことに力を入れています。そして、講義で得た知識をもとに、自ら演奏実践の「音楽アウトリーチ」企画を考案し、実際に演奏することを最終目標としています。「音楽」という名前は付いていますが、授業の実態としては、「音楽社会学」や「音楽文化学」の領域に軸足を置いたものであるとお考えください。
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ことばと社会のつながり、ことばを学ぶとはどういうことかを理解し、真の多文化共生社会の実現に向けて何が必要かを考えます。特に海外につながる子どもの日本語支援について取り上げます。
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浴衣の着付けを練習したり、和服の模型を組み立てて構造を理解したりしながら、和服とともに生きてきた日本人の暮らしの工夫を学んでいます。伝統的なルールやカジュアルシーンでの自由な着こなしの楽しみ方についても触れながら、和服を現代に受け継ぎ、楽しむ方法について考えていきます。
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小説・マンガ・アニメ・映画・音楽・詩・舞台・動画・ファッション…などなどの(芸術)作品・コンテンツや作者、あるいは社会現象などを題材とした、「批評」を執筆する講座です。
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環境問題について、自然科学の視点から課題を見つけ、その解決に向けた研究テーマを自分で設定します。テーマに沿ってリサーチクエスチョンとその仮説をたてます。仮説を検証するための具体的な実験方法についても、決定します。これらについて、レポートにまとめ、発表まで取り組みます。
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計算したり, 楽器を鳴らしたり, 作曲をしたり, リズムを確認したりする中で, ⾳楽と数学の関わりを体感し, 数学と⾳楽をともに楽しみ, 興味を持ったことを自分で探究してみよう!
地球市民Ⅱ
▼を押すと簡単な講座紹介文が読めます。
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一般に禁忌とされる死というものに対して古来人間はどのように思考し、死の恐怖を乗り越えてきたのかを知ることで、ほかの誰でもない〈私〉が、よき人生を歩むきっかけをつかむことを目的とした講座です。
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小説・マンガ・アニメ・映画・音楽・詩・舞台・動画・ファッション…などなどの(芸術)作品・コンテンツや作者、あるいは社会現象などを題材とした、「批評」を執筆する講座です。
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私たちはどんな国に生きているのか?美しくもあるが醜くもある。凛としたところもありが、歪んでもいる。近代以降のこの国の歩を追いながら、高校生の眼でこの国の「かたち」を切り取り、その姿を冷静に分析していきます。
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コーヒーについてさまざまな側面から専門的かつ実践的に学びます。前期ではドリップ実習を中心にコーヒーの実技的な指導を行います。夏休みには研究旅行を実施し、後期ではそうした体験的な学びを土台に受講者それぞれがコーヒーを取り巻く地球規模の課題を分析し、研究発表を行っていきます。
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物理分野で卒業論文の執筆に取り組みます。受講者と教員とで毎回進捗のミーティングをしながら進めていきます。
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生徒自身が設定した、研究トピック、リサーチクエスチョンに基づき、仮説を検証する実験を設計し、実施します。実験結果から得た考察によって、仮説を検証します。これらの活動を最終的に卒業論文としてまとめ、研究発表を行います。
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ヴォ―カリゼーションの基礎を学び、自由課題に取り組みます。音楽においてテクニックと心の関連を体験することを目標とし、その上で各自の音楽世界を構築します。執筆と実技課題を課しています。
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どの時代においても「音楽文化の流行は若者から始まる」ことが多いと思います。本講座では先述の背景を踏まえつつ、昭和から令和に至るまでの日本の音楽文化の変遷や音楽再生機器の進化による音楽聴取の変容などに焦点を当てて学んでいきます。また、諸外国と日本のポピュラー音楽の比較、ボカロ音楽、K-POP、アニソンなど、受講生の興味関心がある音楽についても触れていきます。そして、最後、学習したことを踏まえ、「最終生活物」の論文執筆にあたってもらいます。
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衣服や服飾小物の制作をします。「オーガニックコットンをもっと身近にしたい」「高齢者の困りごとを解決したい」など、各自の課題に基づいて自分でデザインをし、材料や構造、つくり方も自分で考えて決定します。
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どんなときに私たちは”しあわせ”を感じるだろう?何が”あれば”しあわせ”なんだろう?
自分なりの”しあわせ”について、生徒同士の話し合いもしながら考えてみよう。
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スポーツを多様な視点で触れ、その役割などを理解し、さらにスポーツが持つ力や人生における影響力について考えます。並行して、人生や「自分自身」について見つめ直し、自己理解を深め、楽しむ力や幸福度などについての学びを実践します。