2年次生を対象に、オンラインでの課題研究発表会を実施しています。

SGHの指定を受けて開発した本校独自の課題研究プログラム「PASS」は、指定終
了後の現在も続いています。ですが、今年度は、コロナ禍の影響を受けて、校外
での探究を軸にした従来の形態を改めざるを得ませんでした。

現在の社会課題において困っている人はどのような人か。その人の困難さはどの
ような社会構造から形作られているのか。そして、その人のためにできる具体的
な策はどのようなものか。「深く堀り下げる」という言葉をキーワードに、マク
ロなレベルとミクロなレベルの両方から問題をじっくりと検討して、その考察を
2年生全員が一人一人でスライドにまとめて、プレゼンを行うプログラムとして
実施することになりました。

この取り組みのプレゼン大会を二日間に分けて行っています。それぞれの日に全
体の半数の生徒が参加。150名程度の生徒をzoomのブレイクアウトルームでラン
ダムに分けて、3名程度のグループの中で相互にプレゼンと質疑を行うという形
での実施です。力のこもったスライドを作ったり、綿密な調査を行ったりした生
徒も数多くいて、オンラインでもしっかりと課題研究に取り組めた様子がうかが
えました。