本校は文部科学省補助事業アジア高校生架け橋プロジェクトの参加校です。今年度はタイ、中国より留学生を受け入れており、学内生徒との交流の機会を設けております。先日、AFS主催で行われた「高校生記者交流プログラム」には本校の生徒３名が参加し、プロのジャーナリストによる事前指導、インタビュー、原稿の執筆、成果発表会での発表までを短期集中で取り組みました。インタビューはすべて英語で行い、質問の内容は日本に留学した理由や日本との習慣の違い、食文化の違い、将来の夢などで、生徒たちですべて考えました。留学生たちからの回答は興味深く、特にタイからの留学生の「タイではギャンブルは違法」や中国からの留学生の「中国では氷が入った冷たい飲み物は体に良くないから飲まない」などは普段「あたりまえ」と思っている自国の文化や習慣を振り返り、互いに異文化について学ぶ良い機会となったことでしょう。生徒はこのインタビューの内容を元に原稿を書き、２月２７日（土）にオンラインで行われた成果発表会で発表しました。成果発表会には全国から１１校が参加し、それぞれの学校の高校生がインタビューの内容を発表し、全体で共有するという有意義な取り組みとなりました。特に現在、情勢が不安定なミャンマーからの留学生の言葉「死にたくない」はすべての参加者の心に残る言葉であったのではないかと思います。期末試験前という忙しい時期ではありましたが、参加した生徒には良い経験となったことでしょう。