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レポート

2019.12.02

「サピエンス学」で沖縄研修旅行を実施しました

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2019.12.02

「サピエンス学」で沖縄研修旅行を実施しました

 「サピエンス学Ⅰ」では10月28日~30日に「沖縄研修旅行」を実施しました。
 1日目は、 沖縄県立博物館人類担当の澤浦亮平氏の解説をいただきながら、ご自身が発掘作業をされている「サキタリ洞」、「武芸洞」、東アジアで唯一だった旧石器人全身骨格が発掘された「港川遺跡」、「港川遺跡」の資料を多く展示する「具志頭資料館」などを視察しました。「サキタリ洞」は 先日の科博の人類研究部藤田祐樹研究員の特別授業で説明を受けた発掘中の遺跡です。
 2日目は、旧石器時代の古環境を想像することも目的とした、やんばる国立公園内でのフィールドツアーを行いました。夜のフィールドツアーでは「ヤンバルクイナ」が頭上で休む姿にも出会えました。 やんばる国立公園内の深い森の中に宿泊し、様々な生き物の鳴き声で目覚めました。
 3日目は、「美ら海水族館」でサンゴ礁の成り立ちなどを確認し、県立博物館では、再度、澤浦氏による展示解説をいただきながら、研修旅行をまとめることができました。
 天気に恵まれた3日間でした。3日間で沖縄本島の南端から北端(辺戸岬横の浜でのイノー観察)まで移動した旅行となりましたが、沖縄の旧石器時代を想像するとともに、現代に眠る旧石器人の痕跡と「やんばる」の豊かな自然を体感することができました。

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