レポート

サイエンス・ダイアログ(英語による生命科学の講義)

 2年教科選択「発展物理」「発展化学」「発展生物」の合同授業で、1月25日、英語に よる生命科学の講義が行われました。
 講師は日本学術振興会(JSPS)の「サイエンス・ダイアログ事業」により派遣された オーストラリア出身のフェローのIhssane ZOUIKR博士で、現在は国立研究開発法人理化 学研究所脳科学総合研究センターで研究をされています。博士の研究分野は神経生理学 ・神経科学一般で、研究テーマは「生後のストレスが脳に与える影響の分子メカニズム 解明」です。

 「サイエンス・ダイアログ事業」とは、JSPSのフェローシップ制度により来日している 若手外国人研究者(JSPSフェロー)を高等学校等に派遣し、英語で研究に関するレクチ ャーを行う機会を提供するプログラムです。
 ご講演では、自己紹介、出身国の紹介の後、脳科学の発展した経緯(歴史)、研究方 法、脳の機能の概略などと、夢の実現や研究することに最も重要なことは、”情熱”で あることなどお話下さり、最後にマウスの脳の切片を顕微鏡で見せてくださいました。  Ihssane ZOUIKR博士は、やさしい英語で話して下さいましたが、今回はバイリンガル の菱山先生も参加されて所々通訳してくださったので、理解が深まりました。英語学習 のモチベーションを高めるきっかけになり、とてもチャレンジングでエキサイティング な授業になりました。

 ご協力いただいた皆さまに御礼申し上げます。